2019年2月25日月曜日

2/25: 性行為

注意: この記事には、性的な記述が含まれている。

アダルトビデオ(アダルトビデオとは、商業的に販売する目的でヒトの性行為の様子を記録した成人向けの映像のことである)を視聴していたところ、突然全てがギャグにしか見えなくなって、もはやマスターベーションどころではなく、ただただ一人で大ウケしてしまった。というのも、一般に、性行為は滑稽なのである。性行為といっても色々であるが、性器を刺激する上で (1)手 (2)口 (3)性器 を用いるものに大別できるだろう。ここで手を使うのは(性器を刺激するという行動自体のシュールさを除けば)さほど滑稽ではない。人類は手を器用に発達させており、それは性器を刺激するという目的を達成する上でスマートな手段たりうる。問題は(2)(3)である。口は手と違って器用ではないため、顔全体を動かす必要が出てくる。例えば口の中が蛇腹状になっていて自在に伸縮できればそんなことはしなくていいのに、そうなっていないがために顔全体を動かしているのである。しかも性器は排泄器の近くにあったり排泄器と一体化したりしていてとても汚い。実にアホらしくて笑ってしまう。性器同士を結合させる性交となるとなおのことひどい。各々の性器が自在に伸縮できればスマートなのに、そうなっていないがために体全体を動かしているのである。この滑稽さが伝わるだろうか。食欲で例えるなら、食事のたびにパン食い競争をやっているようなものだ。それで身長が足りなくて何回もぴょんぴょんしているのである。いやまどろっこしいわ。進化してキリンにでも鳥にでもならんかい。こんなふざけた営みである性交が性欲と生殖の根幹をなしていて、当人は性交自体に疑念を抱くことなく一所懸命に性交をしているのだから、生き物〜!!という感じで、もう大ウケしてしまう。本当になんだこれ、生き物ってなんだ。意味がわからない。というか、この映像を見ながら大笑いする俺の立ち位置は一体なんなんだ。お前も生き物ではないのか。そういうわけで、もうだいぶ意味がわからない。まったく困ったものともいえるが、得てして文化はスマートになりきれない無駄なところから生えてくるものであり、こういう無駄が面白いのである(もしあらゆる性行為がスマートであれば、性行為を記録した映像に発生する需要はもっと少ないに違いない)。

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