2020年6月6日土曜日

6/6: 優等生病

「彼女」はまさに優等生だった。
私は、彼女は嘘をつかない人間だと思っていたが、実際のところ、彼女はしばしば嘘をつく。2019/05/04の夕方に私に言った、「晩ご飯を作らないといけないから帰る」というのも嘘なのだろう。私は、そこを追及された時、彼女は嘘を認められない人間だと思っている。優等生病だ。
彼女はコミュニケーションを拒否している。彼女は黙ることしかできない。彼女とは表面的なやりとりしか成立しない。踏み込めば踏み込むほどに彼女は相手を拒絶し沈黙する。未だに彼女が恋を知らずに焦っているのも、彼女のそうした精神性が原因だろう。
私は、今も彼女に恋人がいないと知ったとき、「彼女に恋人がいたらよかったのに」と残念がった。何人かの人には、「恋人がいたら諦めつくもんね」と言われたが、そういうことではないのである。もし彼女に恋人ができたのなら、「踏み込めば踏み込むほどに彼女は相手を拒絶し沈黙する」という精神性からの脱却が見られたといっていいだろう。私があれだけ決死の告白をしたにもかかわらずまるで成長の様子が見られない彼女に対して、自分の気持ちが全く伝わっていないことへの落胆の念が禁じ得ないのである。

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